おふらんす文学プロムナード⑨
2010年 02月 09日
節分コンサート(そんなタイトルではなかったけど!)、無事に終わりました。
会場まで足を運んで下さった方々に心から感謝いたします。
楽屋で恵方巻きをきちんと西南西を向きながらほおばった甲斐あって、会場はほぼ満員でした。学生時代にお世話になった先生方が多くいらしていて、お会いした時には驚きの連続でしたが、再会できて本当にうれしかったです。

ちなみにどれが私でしょうか(笑)?!
正解は左から4番目のずば抜けて小さい茶色い子。こうして遠目で見ると、佇まいが母に似ていることに気付きます(笑)。
今日はうってかわって暖かい一日でした。陽気に誘われて、板橋くんだりから中野区の哲学堂に、アロンゾ・ジャポン(日本での我が愛車:もちろん自転車)と行って参りました。パリのアロンゾは元気かな。あー、突然悲しい気分になって来たー(涙)!アロンゾとはいつも一緒にパリ中を駆け巡っていました。帰国の際に、大事にしてくれそうなピアニストの男の子の家へ養子に出しました。彼と仲良くしているといいけど。しくしく。

今日は晴天なのに雨の匂いのする素敵な日でした。
雨の匂いと静けさは大好きですけれど、実質的には濡れたり、傘をさすのが面倒なのでどちらかというと嫌い。でも今日はその良さだけを味わえた特別な日でした。
アンリ・ド・レニエの『雨に濡れた庭』という詩があります。雨の匂いが感じられる静かで内省的な詩です。ここにご紹介。拙訳。
窓は開いている;
雨が細やかに
音もなく ひとつぶひとつぶ
新鮮で眠れる庭の上に降っている
雨は一葉、一葉、目覚めさせ
木の埃を落とし緑色に戻す
ぶどう棚はまどろみながらも
壁にからみついているようだ
草は震え、
生温かい砂利は音を立てる
その砂と草の上に
わずかに足音が聞こえるような気がする
庭はひそかにこっそりと
静かにざわめき、おののく
驟雨が一目、また一目と
地面と空を編んでいく
雨が降っている
そして目を閉じて聞いている
濡れた庭が、私が心の中に作った影に
水滴を落とすのを
レニエはベル・エポックの詩人です。3月に、ベル・エポックの詩人(マラルメ、ルイス、レニエ)の作品からインスピレーションを得て作曲された曲を集めたコンサートがあります。かーなーりー、マニアック!共演者は皆様、パリで活躍された方ばかり。場所は永福町にあるソノリウム。こちらは音響学の専門家と建築家が手を組んで作った、室内楽専門のホールです。
このホールには以前から興味津々。楽しみです。

私が歌うのは、ドビュッシーの『ビリティスの3つの歌』、ルーセルとゴベールによる『雨に濡れた庭』、そしてルーセルとカプレによる『秋の夜』の計7曲。
もし、チラシをご覧になってご興味を持たれたフランス音楽ハイパー上級者の方がいらっしゃいましたら、是非ご一報ください!ご案内いたします。ただ、コンサートは解説(お話)がつくようですので、ご安心くださいませ(笑)。
フランス芸術マニアの世界を垣間見たい人、必見です。フフフ。
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# by courtepaille | 2010-02-09 23:41 | 文化・芸術 | Comments(0)








































